01飲食店にホームページは本当に必要か

結論から言うと、すべてのお店に高価なサイトが要るわけではありません。けれど、グルメサイトやSNSだけに頼っている状態は、少しもったいない。なぜなら、それらは「他店も同じページに並ぶ場所」であり、掲載の順位や手数料のルールは運営側が決めるからです。

自店のホームページは、お店のこだわり・メニュー・雰囲気を自分の言葉で、競合に邪魔されずに伝えられる場所です。そして、グルメサイト経由の予約と違って手数料のかからない直接予約の受け皿にもなります。「お客様に見つけてもらう入口」を一つでも自分の手元に持っておくこと——それが、ホームページを持ついちばんの理由です。

今は「お店の名前で検索したのに公式情報が出てこない」だけで、来店をためらう人もいます。2026年6月時点でも、スマホで店名を検索する人は多く、そこに自店の正しい情報があるかどうかは、安心して足を運んでもらえるかに直結します。

ホームページは「あれば立派」な飾りではなく、グルメサイト依存を少し減らし、直接つながる入口を持つための実用的な道具。だから、最初から豪華に作る必要はありません。

02作り方は3つ|自分で・制作会社・AI格安

飲食店のホームページの作り方は、大きく3つに分かれます。それぞれ費用・できあがるまでの時間・自分で更新できるかが違います。まずは全体像をつかみましょう。

飲食店ホームページの作り方3択を選ぶフロー図。費用最優先なら自分で作成サービス、見栄えと予約導線を任せたいなら制作会社かAI定額サービス どこに重きを置く? 費用 / 手間 / 仕上がり A 自分で作る 作成サービスを使う 費用:ゼロ〜月数千円 更新:自分でしやすい 向く人:まず公式の場所を 持ちたい個人店・開業前 B AI定額に頼む 仕組みで適正価格に 費用:定額・少額から 更新:依頼 or 自分で 向く人:見栄えは任せたい が予算は抑えたいお店 C 制作会社に依頼 設計から丸ごと任せる 費用:数十万円〜 更新:保守契約が多い 向く人:多店舗・本格的な ブランドサイトを作りたい
図1:作り方3択の選び方。「費用を最優先」ならA、「見栄えは任せたいが予算は抑えたい」ならB、「本格的に作り込みたい」ならC。

ここで一つだけ気をつけたいのが、「リース契約」という支払い方法です。月々定額で立派なサイトが持てると案内されることがありますが、これは制作費を分割で支払う仕組みで、途中でやめにくい契約になっている場合があります。仕組みは別記事で解説しているので、契約前に一度目を通してみてください。

横文字メモ。「CMS(シーエムエス)」は、メニューや営業時間を自分でスマホから書き換えられる仕組みのこと。「SEO(エスイーオー)」は、検索で見つけてもらいやすくする工夫です。業者の説明に出てきたら、この2つはおさえておくと安心です。

03費用は「何にいくら」かで見る

ホームページの費用は、ネットで調べると「十数万円」とも「数十万円」とも書かれていて、混乱しますよね。金額の幅だけを見ても判断できません。大事なのは、その金額が「何の対価」なのかを分解して見ることです。費用は、おおまかに次の5つの要素でできています。

ホームページ費用の内訳。デザイン・組み立て・写真や原稿・予約や機能・公開後の保守の5要素に分かれる帯グラフ 費用は「5つの中身」に分かれる ① デザイン(見た目・世界観) テンプレ活用なら大きく節約 ② 組み立て(ページ化) ページ数で増減 ③ 写真・原稿 自前で用意すると下げられる ④ 予約・機能 外部の無料連携で抑えられる ⑤ 公開後の保守 毎月の固定費。要チェック
図2:費用の内訳。同じ「30万円」でも、何にお金がかかっているかはお店ごとに違います。見積もりは必ずこの5項目に分けて確認を。

見積もりを受け取ったら、「この金額は①〜⑤のどれが大きいのか」を聞いてみてください。たとえば③写真・原稿を自分で用意する④予約は外部の無料サービスにつなぐだけでも、初期費用はぐっと下がります。逆に注意したいのが⑤公開後の保守。毎月の固定費なので、年単位で見ると大きな差になります。

作り方初期費用の目安形になるまで自分で更新
A 自分で作るゼロ〜月数千円最短その日しやすい
B AI定額サービス少額・定額から数日〜数週間依頼 or 自分で
C 制作会社に依頼数十万円〜1〜2か月依頼が必要なことも

※ 金額は2026年6月時点で各サービス・複数の制作会社が公開している料金例から整理した目安で、内容により上下します。xFactory のホームページ制作は税別50,000円(税込55,000円)で、Bの「仕組みで適正価格に」にあたります。

04本当に要るページは、まず5つ

「あれもこれも」と欲張ると、作るのも更新するのも大変になります。飲食店のホームページで最初に必要なページは、たった5つ。ここがそろっていれば、お客様が来店を決めるのに困りません。

  • トップ——お店の第一印象。看板メニューの写真とひと言で「どんな店か」を伝える
  • メニュー・料金——お客様がいちばん見るページ。写真と価格をわかりやすく
  • アクセス・営業時間——地図・最寄り駅・駐車場・定休日。迷わせない情報を正確に
  • 予約・お問い合わせ——電話番号や予約方法を、スマホからワンタップで
  • お店のこだわり・紹介——食材や想いを自分の言葉で。ここが「選ばれる理由」になる

逆に、最初は無理に入れなくていい機能もあります。凝ったアニメーション、ブログ機能、ネット通販、多言語対応——どれも「あると良い」ものですが、運営が軌道に乗ってから足す方が、費用も手間も無駄になりません。引き算から始めるのが、続けられるサイトのコツです。

機能を盛るほど、作る費用も毎月の手間も増えます。まず5ページ、足すのは後から。これが「作ったのに更新が止まったサイト」を避ける、いちばん確実な方法です。

05予約・写真・更新の「現実解」

ページがそろったら、次は中身を動かす番です。とはいえ、難しく考える必要はありません。お店を続けながら回せる、現実的なやり方を3つだけ。

予約は「外部の無料サービス」で十分

本格的な予約システムを最初から作り込む必要はありません。電話予約のほか、無料で使える外部の予約フォームやLINE、Googleの予約機能などをホームページからリンクするだけで、まずは受け皿になります。費用をかけるのは、予約数が増えて手が回らなくなってからで遅くありません。

写真はスマホで、明るい時間に

プロの撮影は理想ですが、必須ではありません。自然光の入る明るい時間帯に、白いお皿で、背景をすっきりさせて撮るだけで、料理はぐっとおいしそうに写ります。開業時やリニューアル時だけプロに頼み、日々の更新はスマホで——という組み合わせが、費用と質のバランスが良い現実解です。

更新は「自分でできる仕組み」を選ぶ

メニューや営業時間が変わるたびに業者へ依頼してお金がかかる——これは避けたいところ。先ほど触れたCMS(自分で書き換えられる仕組み)付きを選べば、スマホから自分で直せます。サイトを作るときは「自分で更新できますか?」と必ず確認しておきましょう。

飲食店のサイトは、正確さ × 写真 × 続けやすさ。豪華さより、無理なく回せることが効きます。

065万円のHPでできること・できないこと

「安いHPって、結局しょぼいのでは?」——よくあるご不安です。私たち xFactory は税別50,000円(税込55,000円)でホームページを制作していますが、安さを売りにする以上、できること・できないことを正直にお伝えしておきます。価格の透明性が、いちばんの安心材料だと考えるからです。

項目できること正直、苦手・別費用なこと
ページ構成前章の「要る5ページ」を整えた公式サイト数十ページ規模の大型サイト・通販機能
デザインテンプレートをお店に合わせて整えるゼロから完全オーダーの作り込み
写真お預かりした写真をきれいに配置本格的な出張撮影(別途ご相談)
スマホ対応スマホで見やすい表示は標準対応独自アプリの開発
予約外部予約サービス・電話への導線づくり独自の予約管理システムの構築

つまり、「まず必要十分なサイトを、手の届く価格で持つ」のが5万円HPの役割です。多店舗展開やこだわり抜いたブランドサイトが必要なフェーズになったら、制作会社という選択肢も出てきます。今のお店の段階に合った作り方を選ぶのが、いちばん損をしません。「うちの場合はどれ?」と迷ったら、無料相談で一緒に整理します。売り込みはしません。

FAQよくあるご質問

飲食店のホームページ制作の費用はいくらくらいですか?

作り方によって大きく変わります。2026年6月時点で複数の制作会社が公開している料金例では、テンプレートを使ったシンプルなサイトで十数万円〜、オリジナルデザインや予約機能を含めると数十万円以上が目安です。一方、自分で作成サービスを使えば初期費用ゼロ〜月数千円から、AIと仕組みを使った定額サービスなら初期の負担を大きく抑えられます。大事なのは金額の幅だけを見ず、「何にいくらかかっているのか」を分解して比べることです。

グルメサイトに載せていればホームページは要らないのでは?

グルメサイトは多くの人の目に触れる入口として有効です。ただ、掲載順位や手数料は運営側のルールで決まり、同じページに競合店も並びます。自店のホームページは、お店のこだわりやメニューを自分の言葉で伝えられ、手数料のかからない直接予約の受け皿にもなります。グルメサイトを「主」から「補」に少しずつ移し、自店サイトとあわせて持っておくと、集客の土台が安定しやすくなります。

自分で作るのと業者に頼むのは、どちらがいいですか?

正解はお店の状況によります。費用をかけずまず公式の場所を持ちたいなら、作成サービスで自分で作るのが向いています。写真の見栄えやデザイン、予約導線まで整えて任せたいなら、業者やAI活用サービスを使う選択肢があります。おすすめは、無理のない範囲でまず始めてみて、更新が続かない・手が回らないと感じたら任せる、という順番です。最初から大きく作り込みすぎないことが、失敗を避けるコツです。

ホームページを作れば予約や集客は増えますか?

作っただけで自動的に増えるとはお約束できません。ホームページは「お客様が知りたい情報をきちんと届ける」ための土台で、見つけてもらいやすく・選んでもらいやすくする道具です。メニューや写真、アクセス、予約方法を分かりやすく整え、Googleビジネスプロフィールやグルメサイトとつないで、更新を続けることで、その効果が少しずつ積み上がっていきます。

まとめ

飲食店のホームページは、豪華さより「お店目線で必要十分」が正解です。要点はシンプル。①グルメサイト依存を少し減らす入口として持つ、②作り方は自分で・AI定額・制作会社の3択を費用の中身で比べる、③まず5ページから始めて、機能は後から足す。この順番なら、費用も手間もかけすぎずに始められます。

xFactory のホームページ制作は税別50,000円(税込55,000円)。「うちのお店なら、どの作り方が合っている?」という段階のご相談から歓迎です。あわせて、見つけてもらう力を高めるMEO対策(Googleマップ対策)や、予約を増やすサイトの工夫もご覧ください。

xFactory 編集部
ローカル業者の「つくる」を、手の届く価格に。現場で効くノウハウをお届けします。