Googleマップやネット検索でお店を見つけてもらうために、まず必要なのが「オーナー確認」。ところが、いざやってみると「電話がかかってこない」「はがきが届かない」「動画しか選べない」と、最初の一歩でつまずく方がとても多い手続きです。

結論から言うと、オーナー確認ができない原因のほとんどは決まったパターンで、それぞれに対処法があります。この記事では、いま起きている「症状」から逆引きで直し方が分かるように整理しました。専門用語は出てくるたびにかみくだいて説明します(情報は2026年6月時点・Google公式ヘルプの内容に基づきます)。

01そもそもオーナー確認とは?

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、お店の名前・場所・営業時間・写真・口コミをGoogleに登録できる無料の公式サービスです。Googleマップや「近くの○○」検索でお店が表示される土台になります。

その情報を「あなたが本当にこのお店の関係者です」とGoogleに認めてもらう手続きが、オーナー確認(認証)です。これが終わらないと、営業時間の修正や写真の追加、口コミへの返信といった編集ができません。逆に言えば、ここさえ越えれば、あとはご自身で自由に育てていけます。

「確認に料金が必要」は要注意。登録もオーナー確認も無料です。「オーナー確認の代行費用がかかります」「登録料が必要です」と電話やメールで案内してくる相手には注意してください。お店ご自身の手で、無料で完了できる手続きです。

02確認方法は複数、でも「選ぶ」のはあなたではない

ここが最初の誤解ポイントです。オーナー確認には複数の方法がありますが、どの方法を使えるかはGoogleが自動的に決めます。利用者が好きな方法を選んだり、表示されていない方法を呼び出したりはできません。

「電話で確認したいのに、はがきと動画しか出てこない」——これは故障ではなく、よくある正常な状態です。どの方法が出るかは、業種・登録からの日数・サイトの有無など、いくつもの条件でGoogleが判断しています。主な方法を整理すると次のとおりです。

確認方法かかる時間の目安特徴・ひとことメモ
電話・SMSすぐ(即時)登録番号に自動音声かショートメッセージでコードが届く。携帯番号が確実(固定電話・転送番号は受け取れないことあり)
メールすぐ(即時)登録メールアドレスにコードが届く。迷惑メールに振り分けられやすいので要チェック
はがき最大14日ほど登録住所にコード入りのはがきが郵送される。昔ながらで確実だが時間がかかる
動画最大5営業日ほど看板・店内・周辺をスマホで撮ってアップロード。新規店舗で出やすい
Search Console連携すぐ(即時)自社サイトをGoogleの無料ツール(サーチコンソール)に登録済みなら使える場合がある

大事なのは「表示された方法でまず進める」こと。希望の方法が出ないからと止まってしまうより、いま選べる方法を素直に使うのが、いちばんの近道です。

03【症状別】できない時の直し方

「できない」と一口に言っても、原因は症状ごとに違います。まずは下の図で、ご自身がどのケースかを見つけてください。そのうえで、続く解説の該当箇所だけ読めば十分です。

症状別の対処法フロー:電話が来ない・はがきが届かない・動画しか出ない・コードが通らない・他の人が登録済み、の5つの症状とそれぞれの次の一手 どこでつまずいている? 電話が来ない → 番号・着信設定を確認  営業時間内に再リクエスト はがきが届かない → 14日待つ/住所を点検  部屋番号・屋号を追記し再送 動画しか出ない → 無理に変えず動画で進める  看板→外観→店内の順で撮影 コードが通らない → 有効期限切れの可能性  最新コードを取り直す 他の人が登録済み → アクセス権をリクエスト  (04章でくわしく) 解決しなければ「待つ → 再送 → 別の方法」 最後はGoogleサポートへ(06章)
図1:症状別の対処マップ。まず自分のケースを見つけ、該当する一手から試します。

電話・SMSが来ない

いちばん多い相談です。原因は番号か着信設定のどちらか。登録した番号が正しいか、固定電話なら転送設定になっていないか、迷惑電話ブロックのアプリが働いていないかを確認します。電話確認は「リクエストした直後にかかってくる」ので、必ず電話に出られる状態・営業時間内に行ってください。固定電話より携帯番号のほうが受け取りは確実です。留守電に自動音声が残っていれば、再生してコードを聞き取れることもあります。

はがきが届かない

はがきは到着まで最大14日ほどかかります(2026年6月時点)。まずはこの期間を待ちましょう。過ぎても届かない場合に多いのは、住所の書き方の問題です。番地・部屋番号・建物名(屋号)が抜けていると、配達員がポストを特定できません。郵便受けにお店の名前が出ていない場合も届きにくくなります。住所を点検したうえで、管理画面から確認コードの再送をリクエストしてください。再送すると古いコードは無効になります。

動画しか選べない

「動画しか出ない」のは、Googleが「このお店は実在の追加証明がほしい」と判断しているサインです。無理に他の方法へ切り替えようとせず、案内に従って動画を撮るのが結局いちばん早道です。撮影は次の順番が基本です。

  1. 周辺の様子から撮りはじめる(約20秒)
    近隣の道路や隣の建物など、お店が「その場所にある」ことが分かるところからスタートします。
  2. 看板にお店の名前を映す
    外観の看板や入口など、登録した店名が読める部分をしっかり撮ります。住所との一致が重要です。
  3. 店内・スタッフエリアへ入る様子を見せる
    あなたがそのお店を運営していると分かるように、店内や関係者しか入れない場所を映します。お客様の顔や個人情報は映さないよう注意。

動画は途中で止めず、30秒以上のひと続きの映像で撮るのが要件です。撮り終えたら管理画面からアップロードし、審査(最大5営業日ほど)を待ちます。

コードが入力できない・通らない

コードを入れても進まないときは、有効期限切れが代表的な原因です。何度も再申請すると以前のコードは無効になるため、必ず最新のコードを使ってください。スペースやハイフンの打ち間違い、別のお店宛てのコードと取り違えていないかも確認しましょう。

04「他の人が登録済み」と出たら

手続きの途中で「このビジネスプロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」と表示されることがあります。これは、過去に誰か(前任の担当者、以前頼んだ業者、退職したスタッフなど)がすでにオーナーとして登録しているケースです。この場合、新たにオーナー確認を進めることはできません。

対処は「アクセス権限のリクエスト」を送ること。画面の案内に従って申請すると、現在の管理者に通知が届き、権限を譲ってもらう流れになります。相手がすぐ応じない・連絡が取れない場合は、Googleが間に入って判断するための待機期間が設けられています。心当たりがあれば、まず社内や過去の依頼先に「うちのGoogleプロフィールを登録していないか」を聞いてみるのが早道です。

身に覚えのない第三者の登録だったら?実態のない相手が勝手に登録しているように見える場合も、まずは正規の「アクセス権限のリクエスト」から進めます。それでも解決しないときは、次章のサポート窓口に状況を伝えてください。

05やってはいけない3つ

焦って良かれと思った操作が、かえって状況を悪くすることがあります。次の3つは避けてください。

  • 短時間に何度も再申請を繰り返す——立て続けに確認をリクエストすると、その後すべての方法で確認ができなくなることがあります。リクエストは1回ずつ、結果を待ってから
  • 表示されていない方法を無理に使おうとする——方法はGoogleが決めるもの。「動画しか出ない」を電話に変えようと操作を繰り返しても通らず、時間を失うだけです
  • 店名にキーワードを足して登録する——「○○店 渋谷 安い」のような店名は、Googleのガイドライン違反。確認が通らなかったり、後でプロフィールの停止につながるおそれがあります

判断に迷ったら、「待てるなら待つ」が基本姿勢。オーナー確認は急いで連打するほど不利になりやすい手続きです。落ち着いて1手ずつが、結果的にいちばん速く終わります。

06それでも進まない時は

ひととおり試しても確認が通らないときは、Googleが裏側で追加の調査をしている可能性があります。その場合は、次の順番でエスカレーション(だんだん上の手段へ)していくのが定石です。

確認が進まない時の進め方:まず待つ、次に再送、それでもだめなら別の方法、最後にGoogleサポートへ問い合わせる4段階の階段図 ① 待つ 期限内かまず確認 ② 再送する 最新コードを取り直す ③ 別の方法 表示された他の手段へ ④ サポート 公式窓口に問い合わせ 急がば回れ。下の段から順に。
図2:確認が進まない時の進め方。いきなりサポートへ行かず、下の段から一歩ずつ上がるのがコツです。

Googleのサポート窓口に問い合わせるときは、ビジネス名・住所・電話番号、管理に使っているGoogleアカウント、店舗の外観写真など、「正当な関係者だと示せる材料」をそろえておくとスムーズです。動画確認が「審査中」のまま大きく日数を過ぎている場合も、サポートに状況を伝えると個別に対応してもらえることがあります。

うまくいくコツは、正確さ × 落ち着き × 待つ勇気。オーナー確認は、慌てない人ほど早く終わります。

自分でやるか、頼むか

ここまでの手続きは、すべて無料で、お店ご自身の手で完了できるものです。多くの場合は、この記事の症状別の対処で前に進めます。一方で、「動画確認が何度も通らない」「第三者の登録がからんで複雑」など、自力では時間ばかりかかってしまうケースもあります。そんなときは、確認の代行ではなく「どこでつまずいているかを一緒に整理する」かたちで、外部の手を借りるのも選択肢です。xFactoryでも、オーナー確認のつまずきから、その後のGoogleマップ集客(MEO対策=マップ検索で見つけてもらう取り組み)まで、ご相談を承っています。

FAQよくあるご質問

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認にお金はかかりますか?

登録もオーナー確認も無料です。Googleが公式に無料で提供しているサービスなので、「オーナー確認に料金が必要」「代行費用がかかる」と案内してくる電話やメールには注意してください。確認はお店ご自身の手で、無料で完了できます。

電話での確認が選択肢に出てきません。どうすればいいですか?

確認方法はGoogleが自動的に決めるもので、利用者の側で自由に選んだり増やしたりはできません。電話が表示されないのは珍しいことではなく、はがきや動画しか出ないこともよくあります。まずは画面に表示されている方法で進めるのが、結果的にいちばん早道です。どうしても希望の方法を使いたい場合はGoogleサポートに相談できますが、必ず通るとは限りません。

はがきはどのくらいで届きますか?届かないときはどうすれば?

Google公式ヘルプ(2026年6月時点)では、はがきの到着まで最大14日ほどが目安とされています。まずはこの期間を待ち、過ぎても届かない場合は、登録した住所に番地・部屋番号・建物名の抜けがないかを確認してください。住所に問題がなければ、管理画面から確認コードの再送をリクエストできます。再送すると古いコードは無効になる点にご注意ください。

動画を提出したのに「審査中」のまま進みません。

Google公式ヘルプ(2026年6月時点)では、動画によるオーナー確認の審査には最大5営業日ほどかかると案内されています。まずはこの日数を待ってみてください。それを大きく過ぎても「オーナー確認を行っています」の表示が消えない場合は、Googleのサポート窓口から、確認が進まない旨を問い合わせるのが現実的な次の一手です。

まとめ

Googleビジネスプロフィールのオーナー確認は、つまずきやすいけれど原因のパターンは決まっています。確認方法はGoogleが選ぶこと、表示された方法でまず進めること、急いで連打しないこと——この3つを押さえれば、多くの場合はご自身で越えられます。

確認が終われば、いよいよお店の情報を整え、写真や口コミを育てる段階に入ります。次の一歩として、MEO対策を自分でやる手順や、Googleマップで「近くの店」に見つけてもらう方法もあわせてご覧ください。「自分のお店の場合はどこから手をつければ?」という段階のご相談も歓迎です。

xFactory 編集部
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