Googleマップでお店を開いたら、いちばん上に数年前の外観が出ている。お客様が撮った暗い写真や、もう出していないメニューが並んでいる。「この写真、変えられないの?」というご相談は、私たちのところにもよく届きます。

先に答えを書きます。写真は「誰が上げたか」と「何が問題か」で、打てる手が3つに分かれます。自分で上げた写真は、管理画面から自分で消せます。お客様が上げた写真は、Googleのルールに反しているものだけ「報告」で消してもらえる可能性があります。そして、ただ写りが悪い・古いだけの写真は、消すのではなく新しい正しい写真を足して答えるのが現実的な道です。

この記事では、その仕分け方と、それぞれの手順、トップの1枚(カバー写真)の決まり方までを、Googleの公式ヘルプにもとづいてまとめました(2026年9月時点)。画面の名前や手順はGoogle側で変わることがあるので、その点はご容赦ください。

01まず結論。写真は3種類に分けて考える

Googleマップのお店のページ(Googleビジネスプロフィール=Googleに載るお店の情報欄)には、2つの出どころの写真が並びます。オーナーが上げた写真と、お客様が上げた写真です。見た目では区別がつきにくいのですが、消せるかどうかはここで決まります。

変えたい写真の仕分け方。自分で上げた写真は管理画面から削除できる。お客様が上げた写真のうち、Googleのルールに反するものは報告で削除を依頼できる。写りが悪い、古いといった理由の写真は、新しい写真を足して答える。 変えたい写真は、誰が上げた? 自分(オーナー) 店の管理画面から上げた写真 お客様 クチコミと一緒に上がった写真など Googleのルールに反している? 別の場所・個人情報・スパムなど はい いいえ A. 自分で削除 管理画面から消せる → 02へ B. 報告する Googleが審査して判断 → 03へ C. 足して答える 新しい写真を増やす → 05へ
図1: 変えたい写真の仕分け方。消せるのはAとBの一部だけ。いちばん多いCは「足して答える」が現実的な道です(Googleビジネスプロフィール ヘルプをもとに作成・2026年9月時点)。

実際のご相談でいちばん多いのはCです。「写りが悪い」「店が散らかって見える」「もう出していないメニュー」。気持ちはよく分かるのですが、こうした写真はお客様の実体験の記録として扱われるので、報告しても消えないことがほとんどです。だからこそ、まず仕分けをして、消せる写真と消せない写真で動き方を変えます。

「消す」ことに時間を使うより、いまの店の正しい写真を足す。そのほうが、見る人にとっての答えになります。

02自分で上げた写真は、自分で消せる

オーナー確認(そのお店の持ち主だとGoogleに認めてもらう手続き)が済んでいれば、自分で上げた写真は管理画面から削除できます。Googleのヘルプでは、たとえばAndroidのGoogleマップアプリの場合、次の流れが案内されています(2026年9月時点)。

  1. Googleマップアプリを開き、右下の[ビジネス]をタップ
    お店の管理に使っているGoogleアカウントでログインしている必要があります。
  2. [ビジネス プロフィールを表示]→[写真]をタップ
    パソコンの場合は、Google検索で店名を検索し、表示される管理メニューの「写真」から進めます。
  3. 消したい写真を選び、右上の削除アイコンをタップ
    確認の表示が出たら[OK]で削除されます。

ここで1つだけ気をつけたいのは、検索やマップの表示にすぐ反映されるとは限らないことです。管理画面では消えているのに、しばらく表示が残ることがあります。数日は様子を見てから、もう一度確認してください。

もう1つ。オーナー確認が済んでいないと、そもそも自分の写真が表示されません。ヘルプでは「写真と動画は、オーナー確認が完了した後にのみ Google に表示されます」と案内されています。オーナー確認でつまずいている場合は、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認ができないときの記事から進めてください。

03お客様の写真は「報告」だけ。通る理由・通らない理由

お客様が上げた写真は、オーナーでも直接は削除できません。できるのは、Googleのルール(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー)に反していると報告することです。報告された写真はGoogleが審査し、違反と判断されたものだけが削除されます。ヘルプには「この審査には数営業日かかることがあります」とあります(2026年9月時点)。

どんな理由なら通りやすいのか。ポリシーに書かれている内容をもとに、店主の方がよく出会う場面に置き換えると、目安は次のとおりです。

よくある写真報告の目安理由・選ぶ項目の例
隣の店や別の場所の写真報告の対象になりうる「写真や動画の場所が異なる」
スタッフや他のお客様の顔がはっきり写っている報告の対象になりうる同意のない顔写真は「個人情報」「プライバシーに関する懸念」
宣伝・無関係な画像、わいせつ・暴力的な画像報告の対象になりうる「スパム」など、当てはまる項目
暗い・ブレている・散らかって見える通らないことがほとんど写りの良し悪しは違反ではない
もう出していないメニュー・改装前の店内通らないことがほとんど過去の実体験の記録として扱われる

手順は、Googleマップアプリなら[ビジネス]→[ビジネス プロフィールを表示]→[写真]で写真を選び、右上のその他アイコンから[報告]。Google検索からなら、写真を開いて右下の[問題を報告]です。理由を選んで送信すれば完了します(2026年9月時点のヘルプの案内)。

ここでやりがちなのが、同じ写真を何度も報告することです。ヘルプには、同じ写真に複数回リクエストを送ると審査が遅れる場合があると書かれています。1回送ったら、数営業日は待ってください。なお、写真ではなくクチコミの文章を消したい場合は考え方が少し違います。Googleの口コミを削除依頼するときの手順にまとめています。

04トップの1枚を変えたい:カバー写真とロゴ

「いちばん上の写真だけでも変えたい」という場合に使うのが、カバー写真(お店のページの上部に大きく出る1枚)とロゴの設定です。どちらもオーナーが管理画面から設定・変更できます。

ただし、ここは正直に書いておきます。Googleのヘルプには、カバー写真について「希望した写真が必ず最初に表示されるとは限りません」とあり、さらに選んだ写真の画質が低い場合や、カバー写真としてふさわしくないと判断された場合は、お客様が投稿した写真が代わりに選ばれることがあるとも書かれています(2026年9月時点)。つまり、設定は「この写真を出してほしい」という希望であって、最後に決めるのはGoogleです。

トップの写真が決まるまで。オーナーはカバー写真とロゴを設定でき、お客様の写真も集まる。どれを上部に表示するかはGoogleが決め、カバー写真の画質が低い場合などはお客様の写真が選ばれることもある。 オーナーが決められること カバー写真を設定する ロゴを設定する 自分の写真を足す・消す オーナーが決められないこと お客様の写真の掲載 写真の並び順 Googleが 表示を決める 上部に 出る1枚 カバー写真の画質が低い・ ふさわしくないと判断されると、 お客様の写真が選ばれることもある
図2: トップの写真が決まるまで。オーナーにできるのは「良い候補を出すこと」までです(Googleビジネスプロフィール ヘルプをもとに作成・2026年9月時点)。

だからこそ、カバー写真はGoogleが「ふさわしくない」と判断しにくい1枚を選ぶのが近道です。ヘルプが挙げている写真の基準(2026年9月時点)は次のとおりです。

  • 形式はJPGかPNG、ファイルサイズは10KB〜5MB
  • 推奨の解像度は縦720ピクセル・横720ピクセル(最小は縦横250ピクセル)
  • ピントが合っていて、十分に明るい
  • 大きな加工やフィルタの使いすぎを避け、雰囲気をありのままに伝える

ロゴについては、名前・住所・カテゴリ・電話番号・営業時間といった基本情報がそろっていると、プロフィールで強調して表示されると案内されています。ロゴが出ない場合は、まず基本情報に空欄がないかを見てください。営業時間などが勝手に変わってしまう場合は、Googleマップの店舗情報が勝手に変わるときの記事が役に立ちます。

05消せない写真には「新しい正しい写真」で答える

お客様の古い写真や暗い写真は、たいてい消えません。では、何もできないのかというと、そうではありません。見る人が知りたいのは「いまのお店」です。いまの外観、いまの店内、いまのメニューがそろっていれば、古い写真は「昔の記録」として読まれます。

写真の枚数を競う必要はありません。来店前の人が迷うところを、1枚ずつ埋めていく考え方です。

撮るもの見る人が知りたいこと撮り方のコツ
外観(入口)着いたとき、ここで合っているか道路側から、入口と看板が分かる距離で。昼の明るい時間に
店内どんな雰囲気か、席はどうか片付けた状態で、窓の光が入る時間に。人の顔は写さない
いまのメニュー・商品何があって、どんな見た目か看板の品から。終わった品の写真は自分の分は消す
仕事の様子どんな人がやっているか手元や後ろ姿など。顔を出す場合は本人の了解をとる
季節の変化いま行くと何があるかメニューや飾りが変わったタイミングで足す

撮るのはスマートフォンで十分です。明るさや構図の基本は、スマホで店の写真を撮るときのガイドにまとめています。

そして、いちばん大事なのは続けることです。月に1回、次の3つを確認していけば、写真を少しずつ「いまの店」に近づけられます。

  1. 自分の店を、お客様と同じようにGoogleマップで開く
    ログインしていない状態やご家族のスマホで見ると、お客様に見えている画面に近くなります。
  2. 上から数枚を見て、「いまの店」と違うものを書き出す
    自分の写真なら消す、お客様の写真で明らかなルール違反なら1回だけ報告、それ以外は新しい写真を足す候補にします。
  3. 足りない写真を1〜2枚撮って上げる
    一度にたくさん撮ろうとすると続きません。月に1〜2枚で構いません。

06やってはいけない3つ

写真を早く入れ替えたいときほど、やってしまいがちなことがあります。どれもGoogleのルールに反したり、お客様の信頼を損ねたりするおそれがあるので、避けてください。

1. 家族やスタッフに「お客様として」写真やクチコミを上げてもらう

Googleのポリシーでは、実体験に基づかない投稿や、雇用関係・家族関係など利益相反にあたる人の投稿は禁止されています。お店の写真はオーナーとして、自分の管理画面から上げるのが正しい道です。お客様に写真の投稿をお願いすること自体は、見返りを付けず、内容を指定しない形であれば、ポリシー上も認められています。

2. お客様やスタッフの顔が分かる写真を、了解なく上げる

同意なく顔が写った写真は、ポリシー上「個人情報」にあたりうるものです。自分が報告する側になる一方で、自分が上げる写真でも同じことに気をつけてください。店内の写真は、人が写らない時間に撮るのが安全です。

3. 文字や電話番号を大きく入れた写真、加工しすぎた写真

ヘルプの基準は「雰囲気をありのままに伝える」写真です。チラシのような画像は、写真としては不利になりやすいと考えてください。キャンペーンなどのお知らせは、写真ではなく投稿の機能やホームページで伝えるほうが向いています。

書いている側の立場

私たちはホームページ制作やMEO対策(Googleマップで見つけてもらいやすくする取り組み)をお手伝いしている会社です。ホームページ制作は 税別50,000円(税込55,000円)、公開後の運用は月額 税別2,000円(税込2,200円)でご案内しています(2026年9月時点)。ただ、この記事に書いたことは、どれもご自身でできることです。写真の入れ替えのために業者に頼む必要はありません。自分で進める全体の手順は、MEO対策を自分でやる手順にまとめています。

※ 本記事は2026年9月時点の情報です。Googleビジネスプロフィール ヘルプ(「ビジネス プロフィールの写真や動画を管理する」「ビジネス プロフィール上の不適切な写真や動画を報告する」)と、マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー(「禁止または制限されているコンテンツ」)の記載にもとづいて書いています。画面の名前・手順・審査の基準はGoogle側で変わることがありますので、操作の前に最新のヘルプをご確認ください。報告した写真が削除されるかどうかはGoogleの判断によるもので、削除をお約束するものではありません。特定の会社やサービスを批判する意図もありません。

FAQよくあるご質問

お客様が投稿した写真を、オーナーが自分で削除することはできますか?

できません。オーナーが自分で削除できるのは、自分で上げた写真だけです。お客様が上げた写真は、Googleのポリシーに反していると報告し、Googleの審査で違反と判断された場合に削除されます。審査には数営業日かかることがあり、同じ写真を何度も報告すると審査が遅れる場合があるとGoogleのヘルプで案内されています(2026年9月時点)。

写りが悪い写真や、古いメニューの写真は報告すれば消えますか?

消えないことがほとんどです。写りの良し悪しや、過去に出していたメニューの写真は、ポリシー違反にはあたらないためです。報告の対象になりうるのは、別の場所の写真、同意なく人の顔が写った写真、スパムや不適切な画像などです。写りが悪い・古いだけの写真には、いまの外観・店内・メニューの写真を足して、見る人に正しい情報が届くようにするのが現実的です(2026年9月時点)。

カバー写真を設定したのに、別の写真がトップに出ます。なぜですか?

カバー写真は「この写真を出してほしい」という希望で、どの写真を最初に表示するかはGoogleが決めます。Googleのヘルプでは、希望した写真が必ず最初に表示されるとは限らないこと、選んだ写真の画質が低い場合やカバー写真としてふさわしくないと判断された場合はお客様の写真が代わりに選ばれることがあると案内されています。明るくピントの合った、加工しすぎない写真を設定し直してみてください(2026年9月時点)。

写真を削除したのに、Googleマップにまだ表示されています。

削除や追加の内容は、検索やマップの表示にすぐ反映されるとは限りません。管理画面で削除できているかを確認したうえで、数日ほど様子を見てください。お客様の写真を報告した場合は、Googleの審査に数営業日かかることがあります。同じ写真を何度も報告すると審査が遅れる場合があるので、報告は1回にして待つのがおすすめです(2026年9月時点)。

+まとめ

Googleマップの写真は、誰が上げたか・何が問題かで打つ手が変わります。自分の写真は自分で消せる。お客様の写真は、ルール違反のものだけ1回報告する。写りが悪い・古いだけの写真は、いまの店の正しい写真を足して答える。トップの1枚は、カバー写真で希望を出したうえで、Googleが選びやすい明るく自然な1枚を用意する。この順番で進めれば、消せない写真に振り回されにくくなります。

「どの写真から撮ればいいか分からない」「オーナー確認のところで止まっている」といった段階のご相談も歓迎です。いまのGoogleマップの画面を一緒に見ながら整理します。無料相談は15分から承っています。売り込みはしません。

xFactory 編集部
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