ホームページのことは、あの人に任せていた。パソコンに詳しかったから、更新も、写真の差し替えも、業者とのやりとりも全部やってくれていた。——その方が辞めて、はじめて気づきます。誰も、どこに何があるのか知らないということに。

先に結論をお伝えします。この状況でいちばん急ぐのは、「更新できるようにすること」ではなく「支払いが止まらないようにすること」です。更新は数か月できなくても会社は回りますが、支払いが止まるとホームページは消え、多くの場合は会社のメールアドレスまで一緒に使えなくなります。そして、それは前触れなく起こります。通知のメールが、辞めた方のアドレスに届いているからです。

この記事では、①なぜ支払いから見るのか ②引き継ぎで確認する6つ ③手がかりが何も残っていないときに辿れる3つの道 ④よくある3つの落とし穴 ⑤権限の取り戻し方 ⑥二度と同じことが起きない形にする方法、を順にご案内します。専門用語には必ず一言の説明を添えます。制作会社に依頼することを前提にはしていません。ご自身の会社の中だけで確認できることから書いています。

なお、手順や画面の話は2026年8月時点のものです。各サービスの仕様は変わりますので、実際に動く前には最新をご確認ください。

01止まるのは「更新」ではなく「支払い」

ホームページは、1つのものではありません。いくつかの契約が積み重なって、はじめて表示されています。土台になるのが次の2つです。

  • ドメイン——「〇〇.co.jp」のような、インターネット上の住所。会社のメールアドレス(@より後ろ)も、たいていは同じものを使っています
  • サーバー——ホームページのデータを置いておく土地。ここにデータが載っているから、住所を打つと画面が出ます

どちらも1年ごと、あるいは月ごとの契約で、自動更新になっているのが普通です。カード払いか口座引き落としで、静かに更新され続けています。だから担当者が辞めても、しばらくは何も起きません。「更新できないだけで、とりあえず表示はされているし」と後回しになります。

問題は、その支払いが辞めた方の個人カードだった場合、あるいは更新のお知らせが辞めた方の会社メールに届いていて、そのアドレスをもう止めてしまった場合です。更新できずに期限が切れると、ある日サイトが表示されなくなり、同時に会社宛のメールが届かなくなります。取引先からの連絡も、問い合わせフォームからのメールも、静かに消えます。

更新が止まっても、お客様は気づきません。ドメインが止まると、その日から会社に連絡が取れなくなります。

ですから、順番はこうです。①いま何にいくら払っているかを突き止める → ②その支払いを会社名義に直す → ③そのあとで、更新できる体制を考える。更新の話は最後で構いません。なお、すでに期限が切れてサイトが表示されなくなっている場合は、時間との勝負になります。その場合の手順はドメインの更新を忘れたときの記事にまとめました。

ドメインとサーバーを土台にホームページと会社のメールが成り立っている関係と、それぞれが止まったときに何が起きるかを示した図 ① ドメイン(会社の住所) 止まると:サイトもメールも同時に落ちる ② サーバー(データの置き場所) 止まると:サイトが表示されなくなる ③ サイト本体(管理画面) 入れないと:文章も写真も直せない ④ 会社のメール 止まると:問い合わせが届かない 別のログインで、個別に入れなくなるもの ⑤ 地図・SNS(Googleビジネスプロフィール) 入れないと:営業時間も写真も直せない ⑥ アクセス解析(見られた数の記録) 入れないと:これまでの記録が使えない それぞれ、確認するのは3つだけ ・どこの会社と契約しているか ・誰の名義で、どこから払っているか ・ログインの確認コードがどこに届くか パスワードより先に、この3つ 支払いが止まると、①から順に落ちていく だから最初に確認するのは、パスワードではなく「誰が、どこに、いくら払っているか」
図1: ホームページは複数の契約の積み重ねでできています。上が止まると下も一緒に止まるので、確認の順番が結果を左右します(2026年8月時点)。

02引き継ぎで確認する6つ

集めるものを最初に決めてしまいましょう。この6つが分かれば、ホームページまわりはほぼ引き継げます。逆に、これ以外のことは後回しで構いません。

確認するものまず見る場所分からないときの調べ方放っておくと
① ドメイン
(会社の住所)
ドメイン会社からの更新メール/契約書/カード明細Whois(後述)で登録者と管理会社を調べる期限切れでサイトもメールも止まる
② サーバー
(データの置き場所)
サーバー会社からの請求メール/管理画面のブックマークネームサーバの設定から、どこのサーバーかを割り出す期限切れでサイトが消える。データも戻せないことがある
③ サイトの管理画面
(更新に使う画面)
ブラウザのブックマーク/前任者の引き継ぎメモサーバーに入れれば、管理者を作り直せる場合がある文章も写真も、料金も直せないまま古くなる
④ 会社のメール
(問い合わせの届き先)
問い合わせフォームの転送先設定/サーバーの管理画面自社サイトのフォームから実際に送って、どこに届くか見る問い合わせが誰にも届かないまま溜まる
⑤ 地図・SNS
(Googleビジネスプロフィール等)
Googleで自社名を検索し、管理者として表示されるか確認オーナー権限のリクエスト(05で後述)営業時間や写真が古いまま。口コミにも返せない
⑥ アクセス解析
(見られた数の記録)
解析ツールに社内の誰かのアカウントが残っていないか他に管理者がいなければ、新しく作り直すこれまでの記録が使えなくなる(過去分は戻せない)

この表を印刷して、埋まったところから鉛筆で書き込んでいくのがおすすめです。全部そろわなくても構いません。①と②さえ押さえられれば、最悪の事態(会社の住所を失う)は避けられます。

ひとつ補足を。「制作会社にお願いしていたから、うちには何もない」という思い込みが、いちばん危ないところです。制作会社が管理していても、契約が会社名義であれば会社に権利があります。逆に、制作会社の名義になっていれば、話は変わります。その線引きについては制作会社の乗り換えの記事で詳しく書きました。

03手がかりがゼロでも辿れる、3つの道

「契約書もメモも、何も出てこない」。よくあることです。それでも、次の3本は必ず残っています。順番に試すのではなく、同時に走らせてください。どれか1本が当たれば、そこから芋づる式に分かります。

道A:お金から辿る

いちばん手堅い道です。ホームページが今も表示されているということは、誰かが払い続けているということだからです。会社の口座の入出金明細と、法人カードの利用明細を、直近13か月分ほど見てください。ドメインは年1回、サーバーは月1回か年1回の請求が多いので、13か月分をさかのぼれば、年に1回の支払いもこの範囲に入ります。「〇〇サーバー」「〇〇ドメイン」といった名前が出てきたら、それが窓口です。会計ソフトを使っているなら、勘定科目の「通信費」「支払手数料」あたりを見ると早く見つかります。

道B:住所から辿る

ドメインにはWhois(フーイズ)という仕組みがあります。JPRS(日本のドメインを管理している組織)の説明では、ドメイン名の登録者などに関する情報を、誰でも参照できるサービスとされています(出典:JPRS「ドメイン名登録情報検索サービス(WHOIS)」2026年8月時点)。

ここで自社のドメインを検索すると、登録者の名前・有効期限・ネームサーバ(どのサーバーと結びついているかの設定)が見られることがあります。「.jp」のドメインは登録者の情報が表示されることが多く、「.com」などは代行サービスの名前で表示されて中身が見えないこともあります。それでもネームサーバの表記から、どこのサーバー会社を使っているかは高い確率で分かります。表示された会社名をそのまま検索すれば、問い合わせ窓口に辿り着けます。

道C:メールから辿る

前任の方が使っていた会社のメールアドレスが、まだ生きている場合に有効です。受信箱を「更新」「請求」「ご契約」「お支払い」「認証コード」といった言葉で検索してください。サービス会社からの自動送信メールは長く残っていることが多く、契約番号まで書かれていることもあります。共有のお問い合わせ用アドレス(info@ など)も忘れずに。請求書の送付先がそちらになっていることがよくあります。

ひとつだけ、はっきり線を引いておきます。私物のパソコンやスマートフォン、個人のメールアカウントを、本人の同意なく開くことはしないでください。会社が管理しているアカウント・端末の中を確認するのと、個人のものを開くのは別の話です。連絡が取れるのであれば、本人にお願いして必要な情報だけ教えていただくのが、いちばん早くて安全です。

契約の資料が見つからないときに、お金・ドメイン・メールの3つの手がかりから契約先の窓口を割り出す流れを示した図 契約書・請求書・引き継ぎメモが社内に見つからない → 下の3本を、順番ではなく同時に走らせる 道A / お金から 口座とカードの明細を 13か月分さかのぼる 年払いも必ず1回は出る → 引き落とし先の社名 道B / 住所から Whoisで自社ドメインを 検索する 登録者・期限・接続先 → ドメイン/サーバー会社 道C / メールから 会社のメールを検索 「更新」「請求」「ご契約」 共有アドレスも見る → 自動送信メールと契約番号 窓口が特定できる(ドメイン会社・サーバー会社・制作会社) 会社名義なら、本人確認のうえ再発行を依頼できることが多い(条件は各社による) 退職された方の私物のパソコン・スマホ・個人アカウントは 本人の同意なく操作しない
図2: 資料が何も残っていなくても、支払い・ドメイン・メールのどれかから必ず辿れます。3本を同時に走らせるのがコツです。

04個人のメール・個人のスマホ・個人のカード

実際に困るのは、パスワードが分からないことよりも、契約や認証が「会社」ではなく「個人」に紐づいていることです。ここでつまずくと、いくら調べても前に進めません。多いのは次の3つです。

地雷1:個人のメールアドレスで契約されている

サーバーもドメインも、登録に使ったメールアドレスが前任者の個人アドレス(フリーメールなど)になっているケースです。パスワードを再設定しようとしても、そのメールが届く先はこちらの手の中にありません。ただし、契約者の名義が会社になっていれば道は残ります。多くの会社では、契約者本人であることを確認したうえで、登録メールアドレスの変更や情報の再発行に応じる手続きが用意されています。方法や必要な書類は会社ごとに違いますので、まず窓口に「登録メールアドレスが使えなくなった。契約者は当社。どうすればよいか」と聞くのが最短です。

地雷2:確認コードが、退職者のスマートフォンに届く

いまはログインのときに、パスワードに加えてもう一段の確認(スマホに届く数字を入れる、認証アプリを開く、など)を求めるサービスがほとんどです。ここが見落とされます。パスワードを引き継いでも、確認コードの届き先が退職者の私物スマホのままなら、誰も入れません。しかも、この設定は退職者本人の端末にしかないことが多く、辞めたあとでは手が出せなくなります。

ですから、退職が決まった時点で、パスワードよりも先に確認コードの届き先を変えるのが正解です。届き先を会社の共有アドレス・会社の携帯にしておけば、あとは何とかなります。すでに辞めてしまった場合は、各サービスの「ログインできない場合」の窓口から、本人確認による復旧を申請する形になります。

地雷3:個人のクレジットカードで払われている

前任の方が立て替えて、経費で精算していたパターンです。退職と同時にカードの引き落としは止まりますから、次の更新日に、何の前触れもなく契約が切れます。道Aで明細を追ったときに会社の口座から出ていなければ、この可能性が高いと考えてください。心当たりがある場合は、更新日が来る前に支払い方法を会社名義に変える手続きを急いでください。

3つに共通して大事なのは、辞める方を責めないことです。小さな会社では、詳しい人が善意で自分のカードや自分のアカウントを使って回してくれていた、というのが実情です。責める空気になると、必要な情報ほど出てこなくなります。「教えてほしい」の姿勢で、聞くことを3つに絞って聞くのが結果的にいちばん早く終わります。

05権限の取り戻し方(サービス別)

窓口が分かったら、次は「入れる状態」に戻す作業です。サービスごとに考え方が違いますので、一覧にします。

対象契約・登録が会社名義のとき個人名義・他社名義のとき
レンタルサーバー窓口に連絡し、契約者確認のうえで登録情報の変更・再発行を依頼する(方法と必要書類は各社の規定による)名義変更の手続きが必要になることが多い。名義人の協力が要る場合もある
ドメイン同上。あわせて有効期限と支払い方法を必ずその場で確認する名義が制作会社等になっていると、移管に相手の協力が必要。連絡が取れない場合の記事を参照
サイトの管理画面サーバーの管理画面に入れれば、管理者アカウントを作り直せる場合がある(サーバーの復旧が先)サーバーに入れないと手が出せない。作り直しの判断もここで決まる
Googleビジネスプロフィールオーナー権限をリクエストする。現オーナーに通知が届き、3日以内の返信が求められる3日返信がなければ申請できる場合がある。拒否されても編集の提案・再審査請求は可能
アクセス解析社内に管理者が1人でも残っていれば、その人から権限を追加してもらう誰も残っていなければ、新しく作り直す。過去の記録は引き継げない
SNSアカウント会社のメールで登録されていれば、パスワード再設定から入り直せることが多い個人アカウントに紐づく場合は各サービスの窓口へ。作り直しになることもある

Googleビジネスプロフィールについて補足します。Googleのヘルプによれば、オーナー権限をリクエストすると現在のオーナーにメールで通知が届き、そのオーナーは3日以内に返信する必要があるとされています。3日が経過しても返信がない場合は、こちらがオーナー申請をするという選択が可能な場合があります。拒否された場合でも、プロフィールの編集を提案することはできますし、その決定に対して再審査を請求することもできます(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールのオーナー権限をリクエストする」2026年8月時点)。日数がかかる手続きなので、気づいた日に出しておくのが賢いやり方です。オーナー確認そのものでつまずいている場合はオーナー確認ができないときの記事もあわせてご覧ください。

ひとつ正直に書いておきます。すべてが必ず取り戻せるとは限りません。名義が他社になっていて相手の協力が得られない場合や、登録情報が実在しない個人のものになっている場合は、時間をかけても届かないことがあります。その場合の現実的な進め方は、記事のFAQ(最後の項目)でご案内している優先順位——ドメイン、会社のメール、サイト本体——の順で判断してください。

06二度と属人化させない、1枚の表

ここまでが復旧の話です。最後に、同じことが二度と起きない形にします。難しい仕組みは要りません。やることは、1枚の表を作ることと、決めごとを3つ置くことだけです。

  1. 1枚の表を作る(30分)
    02の6項目について、①サービス名 ②契約者の名義 ③登録しているメールアドレス ④支払い方法と更新月 ⑤確認コードの届き先 ⑥管理している人(2名) を書き出します。パスワードそのものは、この表に書きません。書くのは「どこに保管してあるか」だけにします。
  2. 名義と登録メールを、会社のものに寄せる
    個人名義・個人アドレスになっているものから順に、会社名義・会社の共有アドレスへ変更します。全部を一度にやる必要はありません。ドメインとサーバーの2つが終われば、大きな山は越えています
  3. 管理者を必ず2人にする
    1人しか入れない状態が、そもそもの原因です。地図の管理画面も、解析も、サーバーも、たいていは複数人を登録できます。経営者ご自身が2人目に入っておくのがおすすめです。詳しくなくて構いません。入れる状態にしておくこと自体に意味があります
  4. 年に1回、更新月の前に見直す
    ドメインの更新月をカレンダーに登録し、その1か月前に表を見返します。担当が変わっていないか、カードの有効期限が切れていないか。この年1回の5分が、次の「担当者が辞めた」を防ぎます。毎月・毎年いくら出ていくのかの全体像はホームページの維持費の記事にまとめました。

費用についても正直に書いておきます。私たち xFactory では、ホームページ制作を税別50,000円(税込55,000円)、公開後の更新サポートを月額 税別2,000円(税込2,200円)でご提供しています。作り直しになった場合に5万円でどこまでできるのかは5万円のホームページでできること・できないことの記事に書きました。もっとも、この記事の内容はご自身の会社の中だけで進められることばかりです。まずは表を1枚作るところから始めてみてください。

FAQよくあるご質問

退職した担当者に、辞めたあとから連絡して聞いてもいいのでしょうか?

連絡先が分かるのであれば、まずそこから始めるのがいちばん早い道です。伝え方は、責めるのではなく教えていただくという形に寄せてください。聞くことを事前に3つに絞っておくと、相手も答えやすくなります。おすすめは、①ドメインとサーバーをどこで契約しているか ②支払いはどのカード・どの口座からか ③ログインのときに届く確認コードがどこに届くか、の3点です。一方で、退職された方に答える義務があるわけではありませんし、私物のパソコンやスマートフォン、個人アカウントを本人の同意なく操作することはできません。連絡がつかない前提でも進められるよう、記事の03でご案内した3つの道を並行して進めておくと安全です。

パスワードが分からないだけなら、サーバー会社に電話すれば教えてもらえますか?

そのままお伝えいただけることは、まずありません。多くの場合は、登録されている契約者ご本人かどうかを確認したうえで、再発行という形になります。確認の方法・必要な書類・郵送になるかどうかは会社ごとに違いますので、ここで断定はできません(2026年8月時点)。大事なのは、契約が会社名義(法人名や屋号、会社の住所)になっているかどうかです。会社名義であれば、会社宛の郵便や公的な書類での確認といった手段が用意されていることが多く、時間はかかっても道は残ります。逆に、退職された個人の名義・個人のメールアドレスで契約されている場合は、会社側から手続きできる範囲が狭くなります。まず名義を確かめてから連絡すると、一度で話が進みます。

Googleビジネスプロフィールの管理者が、退職者のアカウントのままです。どうすればいいですか?

Googleには、オーナー権限をリクエストする仕組みがあります。ご自身のアカウントで対象のプロフィールにリクエストを送ると、現在のオーナーにメールで通知が届き、そのオーナーは3日以内に返信する必要があるとされています。3日が経過しても返信がない場合は、こちらがオーナー申請をするという選択が可能な場合があります。リクエストが拒否された場合でも、プロフィールの編集を提案することはできますし、その決定に対して再審査を請求することもできます(出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ/2026年8月時点)。日数がかかる手続きですので、気づいた日に始めておくのが得策です。

情報が何も出てこないなら、いっそ作り直したほうが早いのではないでしょうか?

作り直しも選択肢のひとつですが、その前にドメインだけは押さえてください。ドメインは、名刺・看板・チラシ・地図・会社のメールアドレスにまで載っている、会社の住所そのものです。ここを手放すと、サイトを作り直しても以前のURLからは誰も辿り着けませんし、会社のメールアドレスも変わります。逆に言えば、ドメインさえ会社の手元に戻せれば、サイト本体は作り直しても影響は小さく収まります。優先順位は、①ドメイン ②会社のメール ③サイト本体、の順とお考えください。判断に迷う段階でしたら、今の状態を確認したうえで、直せるのか作り直しかを一緒に整理します。

まとめ

担当者が辞めたあとのホームページは、暗いトンネルのように見えます。けれど、辿る道は決まっています。お金の流れ・住所(ドメイン)・メールの3本のうち、どれか1本を掴めば、そこから全部つながります

  • 急ぐのは「更新できるようにすること」ではなく「支払いが止まらないようにすること」
  • ドメインが止まると、サイトだけでなく会社のメールも同時に止まる
  • 確認するのは6つ。ドメイン/サーバー/管理画面/会社のメール/地図・SNS/アクセス解析
  • 各項目で見るのはパスワードより先に、契約先・名義と支払い・確認コードの届き先の3つ
  • 資料が無くても、口座とカードの明細を13か月分/Whois/メール検索の3本で辿れる
  • つまずくのは個人のメール・個人のスマホ・個人のカード。退職が決まった日に確認コードの届き先を変える
  • Googleビジネスプロフィールはオーナー権限をリクエストできる。現オーナーの返信期限は3日(2026年8月時点)
  • 再発は、1枚の表と「管理者は必ず2人」「年1回の見直し」で防げる

最後にもう一度だけ。これは、辞めた方の落ち度を探す話ではありません。小さな会社で、詳しい人が一人で背負っていた——それだけのことです。背負い方を、会社の形に変えるだけで済みます。手順や画面の仕様は2026年8月時点のものですので、動く前に各サービスの最新をご確認ください。

xFactory 編集部
ローカル業者の「つくる」を、手の届く価格に。現場で効くノウハウをお届けします。